口腔顔面痛という分野は、簡単に言えば 首から上のペインクリニックのようなものです。 一般的な病名で言えば、顎関節症、三叉神経痛、舌痛症、 神経障害性疼痛、非歯原性疼痛、頭痛などが専門の範疇となります。 米国口腔顔面痛学会の専門医になるためには 前記した疾患のすべてに精通し、治療ができなくてはなりません。 一般の歯医者さんが「痛みの原因がわかりません」と判断したら 口腔顔面痛の専門医にご相談いただくのが良いと思います。 歯、歯茎、顎に痛みを生じる原因は、もちろん虫歯・歯周病のような 感染症や、外傷などが一般的です。 これらの疾患が、命に関わるような病態となることは極めて稀です。 しかし、それ以外にも癌、心筋梗塞、脳腫瘍や脳出血なども、 歯、歯茎、顎に痛みを引き起こすこともあるんです。 ですから、痛みの原因が、そのような「命に関わるような原因」 によって起こっていないことを、専門医に確認してもらうことは 大切なことであると言えると思います。 口腔顔面痛について、1分間でまとめたYouTubeの動画を掲載します。 ぜひご参考にされてください。
詳細は、日本口腔顔面痛学会のホームページならびに https://jorofacialpain.sakura.ne.jp/?page_id=4632 米国口腔顔面痛学会のホームページをご参照ください。 https://aaop.org/patient-resources/ 今後の投稿では、「日本口腔顔面痛学会専門医」と、 「米国口腔顔面痛学会専門医」の違いについて解説したいと思います。
口腔顔面痛かな?と思ったら、当院までご相談ください。
あんどう歯科口腔外科:www.ando-pain.jp
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