非歯原因性疼痛とは、文字どおり歯や歯肉に起因しない痛みの総称です。
日本口腔顔面痛学会から、
下記の画像のような非歯原性疼痛(歯痛)のリストが発行されています。
出典「"原因不明の歯痛"の原因(非歯原性歯痛)」一般社団法人日本口腔顔面痛学会 https://jorofacialpain.sakura.ne.jp/?page_id=3129 非歯原性疼痛のことを、英語で non-odontogenic pain と言います。 こちらも古くから使われて、学会や研究でもよく目にする言葉です。 インターネットで「原因不明 歯の痛み」と検索すると 非歯原性疼痛という単語が出てくるので、このブログをお読みの方なら ご存知の方もいるかもしれません。 口腔顔面痛という分野は、非歯原性疼痛であるかどうかの診断や 治療を専門とする分野になります。 もしも、非歯原性疼痛かも知れないと思った時は 当院までご相談ください。
あんどう歯科口腔外科:www.ando-pain.jp しかし実は、非歯原性疼痛という名称には問題があります。 それは、あまりにもぼんやりとした名称で、 言ってみれば、首の痛みだろうが、頭痛だろうが、 なんだって非歯原性疼痛に含まれてしまいます。 なおかつ、診断基準もマチマチで、治療方針も一本化されていません。 次の記事で、「非歯原性疼痛」という名称の問題点を 詳しく解説していきたいと思います。
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